南にあるとある海の大国で、人間と人魚が共存しているという話。
人間は104期ならぬ子供達で、人魚は幹部組がのきなみ女性になってます。マーマンも良いと思ったんですけどね〜〜!
ふかふかおっぱいエルメスたん書こうとおもったら他の方々にも女体化してもらわないとな〜〜!
(心の中でエルヴィン♀をエルメスたんと呼んでいるあさか)
おかげでリヴァエレだった予定がリヴァイさん♀のせいでエレリ♀になりました。といってもこの二人の描写全然ないんですけど...。




ひとかけらの鱗




人魚とは:
魔物というより、精霊に近い。古来より海を守ってきた。
その歌声は波を操り、海の生き物を癒すという。
500年程前から人が海に進出するようになってから、乱獲の末、数が減って行った。
絶滅の危機に瀕していたが、ある一人の人魚の姫が人間の王子に恋をし、結ばれたのを機に、人魚族とその国の交流が始まる。
以来、他国からの侵略・乱獲を防いでもらう代わりに、平穏で豊な海を授ける事となった。

人魚の種族にも「人種」ならぬ「人魚種」があり、大抵は鱗の色や特徴で判断される。
希少価値降順
1ホワイトピラルクー:最も古く美しい、純白の鱗を持つ種。
2フォックスブラック:一見黒に見えるが、個体によって様々な色に見える鱗を持つ種。
3クラウンテール:薄いオレンジの鱗をもち、光を浴びたときの光沢の模様が冠に似ている事から名付けられた種。
4パロットファイヤー:燃え盛る炎の様に鮮やかな赤が美しい鱗を持つ種。
5ブルーエンゼル:青の光沢が美しく、海にとけ込む為発見が難しいと言われるが、個体数そのものは多い。
6グリーンロイヤルプレコ:世界で人魚と言えばこれ、と言われる種族。青緑の鱗が美しい。乱獲の末、数が減った。
7カージナルテトラ:尾が最も鮮やかな種で、複数の色が鱗に混在している。(言い換えれば雑種)


海の大国:
人魚のおかげで常に漁に適した海に恵まれている。海の幸に関しては自給率120%を誇る。
漁師の家には一人、人魚が守り神のようについている。

王家:
大昔に人魚と恋に落ちた王子の末裔。故に王家にもわずかながら人魚の血が流れている。しかし、現在は人魚との混ざり合いは禁忌とされている。故に、恋愛は推奨されていない。(王と人魚が惹かれ合うことは今までに何度もある)
王家は代替わりするたびに、一人の人魚を巫女として迎え入れる。これは新王が自ら選ぶ事も出来るが、基本的に人魚側が王家に相応しいものを選ぶ。先代の巫女をそのまま受け継ぐ事もできる。次代に巫女を引き継いだ前巫女は大抵人魚の長老として海に戻る。

巫女
海の大国において神官の役割をはたす。大抵が夢見、先見、占いなど、視る力や考える力をもつものが選ばれる。巫女に選ばれた時点で真名は秘匿されなければならないので、あだ名や愛称などを名乗る。
人魚が人間になる儀式(初代の人魚が人間になった際に使用した)は現在では秘匿されており、巫女の人魚が口頭で次代に受け渡す。人間になった人魚は人間の子供を産む事ができるが、難産な上、どちらの種族とも判別できない奇形児が生まれる事が多いという。初代人魚が美しい王子を生む事ができたのは奇跡。実際、次にうまれた姫は奇形児として生まれ、一年とたたず死んだ。

人間側
アルミン
第一王位継承者。王が崩御し、エルヴィンとの顔合わせを行う。

エレン
医者の息子。見習いとして父と共に王家に仕えている。アルミンの幼馴染み。

ミカサ
王家の城がある最南東の崖を守る沿岸防衛隊に新しく配属された兵士。国軍大将の一人娘で、未来の初の女性将軍と囁かれている。アルミン・エレンの幼馴染み



人魚側
エルヴィン【巫女名:エルメス】
人魚の長老。ホワイトピラルクー種
四十年前に前王が即位した時に選ばれた巫女。アルミンの即位に際し次の巫女を選ぶ筈だったが、アルミンが自分を指名したため残る事となった

ハンジ
グリーンロイヤルプレコ種
人魚の医者。好奇心旺盛で、巫女のみが知る秘方も知りたがるので、エルヴィンに良く嗜められている

リヴァイ
フォックスブラック種
界隈一泳ぐのが速い人魚。一時間で国を一周するとの噂。伝達屋も兼任している。

ミケ
クラウンテール種
人魚一耳が早い情報屋


人魚の一族は誇りと伝統を守るため、海の大国以外との接触を断っている。特に多くの情報を保有している巫女は、巫女に選ばれたときをもって真名を捨て、巫女名を名乗る。仕える王にだけ真名を明かす。有事の際には、王が「◯◯、死ね」などと真名をもって命じれば泡になるよう自らに呪いをかけている。



という痛々しいあれな感じでお送りする予定でした。大編すぎて普通に書けないと思ったので挫折しました

初出:2013年11月16日