1.薔薇の蜜苦し

「暇だな、リヴァル」
「暇だな、ルルーシュ」
「なんか面白いことしたいな」
「なー。学校抜け出したいなー」
「無理だろ。ほら、ワンコがそこでドアを守ってるからな」
「窓から飛び降りる?」
「おまえは俺を殺したいのか?」
「もー・・・やっ!」
「あ、ワンセグでもみるか」
「あ、それいい」
「イヤホンつける?」
「うん」

「「・・・・・・・・・・」」

「・・・・淑子、大胆な女だな・・・」
「いやいや、京二郎も中々・・・・」
「やべっ、ちょっと楽しくなってきた」
「だいじょぶ?ルルーシュ。お前普段『やべっ』とかいわないからね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やらないか」
「どうしたのルルーシュ。や、まあ俺もやる気満々だけど」



おれたち仲良し



2.お腹の子はアナタの子供

「なぁ、ルルーシュ」
「なんだ、リヴァル」
「男でいう下腹部ってどこ。」
「どこって・・・そりゃ、あれのへんじゃないのか」
「じゃあ妊娠ネタではどこ触っときゃいいの」
「・・・・・・普通に腹でいいんじゃないのか」
「あ、そう?」

「こ、この子の父親は貴方よ!それ以外にありえるとでもいうの!?」
「ああ、いうね!俺はしってるぞ!お前が隣の家のカーライルとラブホテルからでてっきてっ・・・」
「・・・・(でてっきて・・?)」
「・・・・・・・・・・でてきて、そのまま腕組んで歩いていくところ!」
「・・・そんな!誤解だわ!」


「もうちょっとひねりがあってもよかったかもな」
「うーん」



3.この女狐!

「スザクは私の物よ!」
「何ですってぇ!?違うわ、私のものよ!」
「ごらんなさいこのキスマーク!スザクはつけるのがすきなんだから!」
「ふん、何よキスマークぐらいで!ただの鬱血じゃないそんなもの!」
「夢を壊すな!」
「ごめんなさい!」
「えーっと」
「・・、わ、わたしは今晩だってスザクと会って、あーんなことやこーんなこともするんだからっ!」
「なっ・・あんなことやこんなこともそんなこともですってぇ!?」
「いや、そんなことはしないですよ」

「・・・な、そろそろやめないか。スザクないてるから」
「そうだな。ごめんなスザク」



4.泥沼多角関係

「多角関係って何人くらい?」
「とりあえず三角関係以上だったらなんでもいいんじゃないか。」
「あ、じゃあシャーリー→ルル→ニーナ→アーサー→カレン→ ミレイ会長→俺→スザク→シャーリー→・・・みたいな感じで」
「・・・・『ルル!私ずっとルルのことすきだったの!』」
「(・・・シャーリー、本人に告白させられてる・・・) 『・・・すまないシャーリー、でも俺はニーナのことが・・・!』」
「『えっ・・・ルルーシュが・・・私を?でも、私はそっちの意味でアーサーのことが・・・!』」
「えっ・・・ちょっとまって、アーサー?」
「お前が言ったんだろう」
「え〜・・・『ごみゃんにゃにゃーにゃ・・・ あーにゃーはみゃにぇんにょこのにゃにゅきにゃんにゃにゃー』とか?」
「・・・・『ごめんねニーナ・・・アーサーはカレンのことがすきなんだにゃー』??」
「せーかい」
「おk。次だれだ・・・カレンか。 『え、私、その、アーサーのことはちょっと・・・・実はその・・・ミレイ会長のことが好きで・・・』」
「むっふーん!そこで会長が『うーん・・・ごめんねぇ、カレン。実は私、リヴァルが好きでさー』って・・! 会長が、会長が俺のことを!」
「でもお前はスザクが好きなんだから」
「はっ・・・・!!!!!」
「ばかめ。『会長・・・俺嬉しいです!でも、スザクのことが好きなんです・・・・』」
「『えっ・・・・リヴァルが、僕を・・?嬉しいけど、僕はシャーリーのことが・・!』」
「・・・・『ルル!私ずっとルルのことすきだったの!』」

「・・・・・で、エンドレスエンドレス。」
「そうそう」



5.愛し合ってはいけない宿命

「おまえはいっかいのへーし・・・・ひめをあいしていいなどとおもっているのかー」
「しかし陛下!」
「ぬぁらーん。このものをどくぼうへいれよー・・・ひめとにどとあわせるなー」
「どうか、陛下、どうか、慈悲を!」
「ぬぁらーんといっておーるだろーう」

「・・・・ごめんなるルーシュ、嫌いな皇族ネタなんてやらせて」
「気にするなよリヴァル。公衆の面前で皇帝陛下の物まねできて満足だからさ」



6.血を分け合った実の兄弟

「・・・・血を分けた、姉弟・・・・か」
「エリカ・・・」
「ねぇ、ルーイ。もう、だめなんだね。 私は貴方の奥さんにはなれないんだね。・・・双子の・・・おねえちゃんだから・・・」
「エリカ・・・ッ」
「愛したかった・・ ッ。ずっとずっと、愛してたかったよぉ・・・っ!!」
「エリカァッ・・・!」
「なんで?なんでなの?なんで私達が姉弟なのよ!」

「・・・・・ルルーシュ、ちょっといまエリカ楽しんでただろ?」
「・・・・・・・うふっv」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん」
「・・・・・・うん、いいよ」



7.引き裂かれた恋人同士

「あ、あたしたち・・・もう、おわりなの?」
「ごめん、リヴァル子・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・ルルーシュ、リヴァル子はないって」
「・・・・・・・・そうだな、ごめん。」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・ごめん、り、理沙子・・・」
「健二くん・・・・」
「ほんとはずっとお前と一緒にいたいんだ。 でも、俺はもうすぐ死ぬ。理沙子に辛い思いなんて、して欲しくないよ・・・」
「け・・・ちょっとまって、どういう風に展開させてくのコレ?」
「・・・・・・・なんでもいいから。ほら、はやく」
「あ、ごめん。・・・健二くんの、ばかぁ! 別れてたって、愛し合ってたって、健二くんが死んで悲しくないわけないじゃないっ! そんな寂しいこと、いわないでよ・・・・」
「理沙子・・・・・・・・・」
「健二、くん・・」

「ところで、ルルーシュはどんなかんじがよかったの?」
「恋夜みたいなやつ」
「じゃあミキとヒロキとかにしといたほうがよかったんじゃないの」



8.ふしだらな関係

「奥さん、もうやめましょう。貴方には子どもがいる。私には妻がいる。これ以上は・・・」
「いいえ、大丈夫です!私は貴方と一緒にいたいの・・・!」
「しかし、」
「太郎さん、いや、違うな・・・五郎さん、・・・だめだ、よし、マイケル!それでも私は貴方を愛してるの!」
「きみこさん・・・だめじゃん、マイケルと釣りあわねぇ・・・キャサリン、お願いだからわかってくれ」
「大丈夫よ!アンジェリーヌも許してくれるわ!」
「え、ちょっと待ってルルーシュアンジェリーヌって誰。 あ、娘?おっけおっけ。・・・確かに、私はアンジェリーヌを実の子どものように可愛がっている。 しかし、それでも私は妻を・・・え、エリ・・・エリザベスを捨てることなんてできない!」
「あぁ、太郎さん・・・!」
「ちょ、ルルーシュ」
「あっ、間違えた。あぁ、マイケル・・・!」
「許してくれ、キャサリン!それでも、君を愛した日々は嘘じゃなかった・・!」



9.白日の下

「・・・なんだ、これは?」
「・・・みてわかるでしょう。離婚届よ」
「なんでこんなもの」
「とぼけないで!知ってるんだから!わ、わたしの幼馴染の・・・・・・・」
「・・・・」
「・・・・お、幼馴染の・・・・」
「奈々とか?」
「な、奈々と浮気してるの!」
「な・・・誤解だ!何を言っているんだナナ!」
「だめじゃん」
「何を言っているんだ順子!」
「うるさいうるさい!どうせあんたはじゅんことかいう古風な名前よりもな、 ナナとかいう可愛いいまどきの名前のほうがいいんだわ!」
「(え・・・そんなことで?)順子!」
「ほら、さっさと書きなさいよ!ななとよろしくやってればいいじゃないこの変態プレイ好き!」
「ちょっ・・・ルルーシュ!」



10.報われない結末

「・・・ちょっと、ルルーシュ、リヴァル。さっきから何やってんの」
「「昼ドラごっこ」」


「・・・・あ、そう。なんでもいいけど、もう授業始まってるから。先生泣いてるから」


だれか二人をとめたげて!



楽しいのに。楽しいのにぃん。(お題はage様より『昼ドラちっくに10題』

2009年2月15日