最初に目に入ったのは、その翡翠。 次にふわふわの茶色の髪。 全身で「生きてる」を表現する男はきらきらしていて、室内に太陽の光があるわけないのに、その瞳もきらきらしていた。 こちらを見てくる視線は強くて揺らぎ無くて、がっしりと心をわし掴まれた気がした。
「あー、えっと、枢木スザクです!よろしくお願いします!」
(すざ、く・・・)

四神の一角、南の朱雀。 紅い鳥・・・命の、情の深さを思わせる、鳥の、名前。 婚約者だと紹介されたとき、好きになれると、そう思った。



I want my LOVE back
12. I can,



「ルルーシュ」



最初はただ、それだけだった

2008年10月11日