1. まずは状況を整理しましょう



「状況を整理しましょう」
丸太の前に四人正座して、このへんてこな状況を確認しあう。
「まずは、私。皆、私は誰?」
「春野サクラちゃん!俺の記憶の中では十八歳ナイスバディ、最高の医療忍者で馬鹿力、あゴメン、ゴメンナサイってば、そんで綱手のばあちゃんの弟子。俺達七班の紅一点。俺のハニー!」
「俺も同じ認識だな」
「先生もね」
「ハニーは余計だがな」
「次サスケ君ね!えっと、うちはサスケ君18歳、顔よし声よし体よしの三拍子揃ったスーパー忍者で、うちは一族の末裔、つい昨日暗部と監視から解放されたばかり」
「俺は!?」
「うずまきナルト、意外性NO.1のドタバタ忍者、火影候補、昔は落ちこぼれだったけど今は上忍、一楽大好き私大好き?」
「正解だってばサックラちゃーん!!!」
「先生は?」
「「「変態上忍」」」
「ひどくない?」

「で、今の状況を確認しましょう。私の記憶と認識が正しければ、ここは六年前、私達下忍が結成された日・・・・で間違いない?鈴とり合戦して、ナルトはペナルティで丸太。私とサスケ君はカカシ先生に罰としてナルトに弁当食わすなって言われてた。多分状況からして、ナルトにお弁当上げる寸前。ってとこだった」
「そうだね。んで多分俺達は、記憶だけタイムスリップしちゃった・・・ってところかね〜」
「たいむすりっぷ?」
「簡単に言えば、私達は今未来の記憶があるって事よ」
「スゲー!!!俺ってば俺ってば、螺旋丸使えるかな!?」
「・・・・千鳥・・・」
「医療忍術・・・」
「ちょっと確認しようか」
「そうしよう」


〜一時間後〜

「・・・・・・・・俺達ってば、下忍としちゃ最強じゃね?」
「・・・ズルしてる気分だぜ」
「これって隠しといた方が良いのかしら?」
一時間後、私達は見事に地面が抉れ、木々が倒れ、所々炎がくすぶっている演習場を見渡した。
「ひゃー・・・お前ら凄いねぇ。先生感心しちゃうよ」
「・・・が、どうやら体力筋力は年相応みてぇだな」
「チャクラコントロールは体でも覚えるものだけど、お前らの場合コントロールの仕方をきちんと理解してるからね、今はちょっと不安定でもスグにできるようになるでしょ」
「あ、ねぇ誰かけがしてよ。私医療忍術使えるか試したいから」
「ならココ直してサクラちゃん!擦り傷!」
「・・・・うんうん、ばっちり。使える使える」
「あ、でも言っとくけどお前達、実力は隠さなきゃダメだよ?」
「ええーなんでだってばぁ!」
「当たり前デショ。下忍でそんな実力してたらお前ら暗部に抜擢されちゃうよ。そんなの先生許せません。これ上官命令。」
「・・・・はぁい」
「チッ」
「つまんねーのー」
「なるべく大変な任務いれてあげるから。ね?」


そんな訳で、ズルすぎるカカシ率いる第七班は結成された。



あははナルトってチビー!!フッ。ウスラトンカチが。んだとコラサスケー!!