2. なぞっていくのも大切です



「つまんなぁい」
「こーらサクラ」
「だって私達、上忍レベルよ?なのになんで犬の散歩?ほら、真面目にやってるのなんて私だけじゃない!もうあの二人ー!!!」
「まぁまぁ。可愛いじゃないミルクちゃん」
「そりゃミルクちゃんは可愛いわよ。真っ白でおデブでふわふわしてて愛らしくって。でもミルクちゃんだけが可愛くったってどうにもならないのよ」
「そらそーね・・・」
「早く波の国からの依頼来ないかしらー」
「あれは大変だったねぇ」
「今度は楽勝よ」
「波の国の後のAランク任務っていったら・・・あれだね、雪の国。お姫様の護衛、が春の国復興に繋がっちゃったやつ」
「懐かしいー!今思うと私、大して活躍してなかったな・・・・ほんと足手まといでさ・・・」
「今はもうそんなこと無いデショ」
「そうだけど、あんまりいきなり突出しちゃったらダメなんでしょ。やっぱり少し足手まといの演技しなきゃならないなんて、めんどくさくてウジが湧くわ」
「ウジ・・・・」
「その後は中忍試験か・・・・ナルトのやつどうすんのかしら」
「うん?」
「イビキ先生の第一試験よ。カンニング方式のやつ。ナルトって、今でもカンニング出来る様な忍術とか、もってないわよね?」
「・・・・・・あ」
「三人での合計点を競うなら、私とサスケ君でどうにかなるけど、一人でも0点だと失格でしょう。ナルト、前の試験ではヒナタのを見ようとしたらしいし・・・・ナルトって、あんまり忍具の扱い上手くないよね?」
「・・・・・今度のあいつの特訓メニューはそれだな」
「うん、それがいいと思う。最終問題はクリアだとして」
「ふう。ナルトとサスケは、その辺考えてなさそうだなぁ。おねーさん、オネガイしますね〜」
「任せて」
「サスケって、戦闘以外の事ではおバカ丸出しだよね」
「なに言ってんのよ先生、そこが可愛いんでしょ」
「あ、そう」

「ナルト、サスケくーん!いつまでやってんの!!もう日が暮れるわよー!!」



サクラちゃん、今日のお弁当なにー?なーいーしょ!今は安心だよねぇ。昔のサクラの弁当は酷いなんてもんじゃなかったからな