閑話休題



「ああーーーっ」
「なんだなんだ!」
「どうしたサクラ!」
「忘れてた!!」
「「何を!」」
「私の髪の毛!!」

第二の試験2日目早朝、サクラが張った結界の中で焼き魚を朝食として食べた後、用を足しにいった俺とナルトは、突然のサクラの叫び声に慌てて戻った。俺はもう済ませてたからいーものの、ナルトお前、ズボンの中にそれしまえ。んな物をサクラの眼前にさらすつもりかテメェ。目の前には、両手で髪の毛を握りしめたサクラの姿。サクラは川を覗き込んでいる。
「どうした、なんか落としたか?」
「どーしたんだってばサクラちゃん」
「ねぇ、ねぇ二人とも、忘れてたの。私。髪の毛・・・・」
「髪の毛?」
「・・・・・・・あー、そういやお前、中忍試験の時切ってたな」
「あっ」
「そーなのよー・・・ねぇ、切った方が良いと思う?私、切った方が可愛い?」
「俺はどっちでも可愛いと思う!サクラちゃんなら!!」
「えーそーお?」
「切ったらいんじゃねぇか。どうせまた生えるんだし、その方がお前らしくて俺は好きだぜ」
・・・・・・おい、なんで二人してそんなガン見する。
「・・・・・・・・サスケの・・・・・・・偽物?」
「で、でも・・・・・このチャクラの感じはサスケ君よね・・・・・・」
おれが素直になったらそんなにキモチワリィかお前ら!!
「ご、ごめん」
「悪かったてば、サスケ」
チッ。
「でも私、自分で整えた事ないなぁ。またいのに頼むのもなぁ。」
どーしよーかな・・・・。なんてちらちらこっちを見やがるから、しょうがなく川辺に座らせた。
「どんなになっても文句言うなよ」
「うん、ナルトに任すよりかは数億倍まし」
「そりゃそーだ」
「「二人とも酷くねぇ!?」」



サクラ可愛いね。ゴール先で先生に褒められたから、やっぱりサスケ君って最高。