元「無題」です。



君だけ一人夏に置き去り



音大生阿部と回りの人たち。時軸入り乱れ、若干アンチ三橋、基本オール



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1俺はこれから指を一生大事に生きていく。
2夏と冬がいっしょくたになってる様な音なんだ。
3三橋だけ知らない、俺達九人で隠し通した阿部の秘密。
4おっと、ごめんね。
5それだけでいい。
6そう誓っていたというのに。
7憎らしくなる、羨ましくなる、不安になる。
8俺はそんな阿部が大好き。
9「たまには青空見上げてねよーぜー」水谷は上手いな。
10阿部がこらえきれずに声を上げて泣いた。
11後二年も、私達の夏は続くのに。
12未来を思い描く事だけはすごく簡単だよね。
13なんで信じてくれないんだ。
14それが今ひどく幸せだ。
15だって怖かった。
16「そしたら俺、将来阿部に家を建ててあげる」
17だから待ってて。
18あの夏を思い起こさせる笑顔で、水谷はにかっと、阿部はにやっと笑った。
19誘惑に負けた阿部が悪い。
20「食が明日の自分を作るんだ」
21そしてそれは正しかった。
22大丈夫大丈夫となだめてくれたのが阿部だった。
23それを三橋は、羨ましそうにずっと見ていた。
24フツウにこういう日が続いたら一番いいよね。 25ばかやろうってそういう事か。


番外編
社会人食事編

→ハルアベ展開
しあわせだよ。

→タジアベ展開
だいすきだよ。






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